―1/24(金)に公開を迎える「映画 おかあさんといっしょ すりかえかめんをつかまえろ!」の、見どころはズバリ何でしょう?
よしお兄さん(よし):
「歌ったり踊ったりできるのは、いつも通りの魅力ですが、今回は、より子どもたちと一緒に家族で楽しめる内容になっています。お兄さん、お姉さんと、本当に一緒に遊んでいる感覚になれると思いますよ!」
りさお姉さん(りさ):
「新しい体操のお兄さん、お姉さんになって初めて映画なので、その4人を見る楽しさに加え、すりかえかめんたちもアニメに入っちゃったりもするんです!」
―番組をすでに卒業されていますが、それまでほぼ毎日顔を合わせていたお兄さん、お姉さん同士は、どんな存在でしたか。
よし:
「家族よりも長い時間一緒にいたので、お互いの変化や様子にすぐに気づく存在でもありました。口に出さなくても、体調や様子の変化がわかるんです」
りさ:
「ある意味、“ファミリー”ですよね。ちょっと落ち込んでいても、すぐ気づいたり、気づかれたり。顔色だけで“どうしたの?”ということも何度もありました」
よし:
「誰かひとり調子が悪くなると、他の3人でフォローする体制が自然と出来上がっているんです。特に“喉”の調子が悪い時は、気合ではどうにもならない。お互いを頼り合い、カバーし合う関係でした」
―番組によしお兄さんは14年、りさお姉さんは7年出演されていましたが、その間のご自身の変化や成長をどう感じますか?
よし:
「僕は20代から30代後半までですから、もちろん成長を感じます。長く続けるモチベーションとしても、“成長しなければ”という感覚もあり、毎年新しい挑戦をしたつもりです。自分なりに褒めてあげたいなと思う14年でした」
りさ:
「最初、大学生だった私は、右も左も全く分かりませんでしたが、そこから年を重ねて少しずつ周りを見る余裕が生まれた感じです。泣いているお子さんへのフォローに戸惑っていたのが、ごく自然に寄り添うようになれたとき、ちょっと成長を感じて。よしお兄さんは年々レジェンド化していったのですごい包容力で、最後は“みんなのお父さん”レベルになっていました(笑)」
よし:
「スタッフさんも変わり、いつの間にか私が一番の古株になっていましたね」
―子どもを取り巻く環境、子育て環境も、かなり変化したと感じますか?
よし:
「14年前は、それこそスマホもSNSもない時代。よく“子どもの運動能力が低下”と言われますが、実は能力に変化はほぼなく、変わったのは良い意味でも悪い意味でも親の方だと思います。また、社会環境として、運動する機会が低下し、その結果、その後の運動能力低下に繋がっているのかな、と。一方、14年前は番組のイベントではお父さんの姿を見かけることが少なかったのに、今は逆に子ども以上に喜んで参加されるお父さんが多いです」
りさ:
「番組の収録でも、徐々にお父さんの姿が目立つようになってきたな、というのは実感しています」
―お2人の小さな頃の夢と、これからの夢を教えてください!
りさ:
「小さな頃はケーキ屋さんになりたくて、まさか自分がパントのおねえさんになるとは思いもしませんでした。大学で元々ミュージカルコースに通っていたので、将来的にはミュージカルに出る長年の夢を叶えたい、と思っています」
よし:
「僕は、今はとにかく、色んなジャンルのものへの挑戦をし続けたいですね。その上で、根本となる“お兄さん”は続けていきたいな、と。小さな頃は、忍者になりたかったのですが、番組で忍者にもならせていただいたし」
りさ:
「体操のお兄さんになったことで、夢も叶えたんですね!」