―AKB48卒業後の初映画だったそうですね。壮絶シーンもありましたが、いかがでしたか?
バトル系のシーンは大変だったので、撮影現場では余計なことを考えず、とにかく集中していましたね。作品を観た人の間では秋元才加が他人を罵倒する、タバコを吸う、床を舐めるシーンが話題になっているみたいですが(笑)、むさぼり食べるシーンをとっても、人間の弱さや汚さが出ていると思うので、そういうシーンでは特に演技に集中しました。ラストには弟を想う女性の母性みたいな要素が出ればいいなって、自分では思っていました。
―その床舐めのシーンがニュースで話題になりましたが、あれは実際にやっていますか?
やっていますが、あれはわたしの中では話題にされるほど、重要なシーンじゃないです(笑)。ニュースですごく採り上げられている様子を見た時、記事にしていただけるのであれば、いくらでも床を舐めるって思いはしましたが(笑)。むしろ共演の本郷奏多君とじゃれあっているシーンとか、最後のバトルで人を罵倒するシーンのほうが、実は大変で重要。相手があってのお芝居ですが、そういうシチュエーションが日常的にはないので、難しかったですね。だから、相手がヘコむくらい言ってやろうという意気込みで撮影に入りましたね。
―また、三谷幸喜氏との舞台も注目を集めましたが、今後は女優業を中心に活動しますか?
そうですね。でも、女優業の評価については、まだ自分で自分のことがまだよくわかっていないので、自分で思っているだけの段階だと思います。ただ、今後はAKB48時代の秋元才加以外の表情を見せていく機会を増やしていかなければと思っているので、まずはインパクトがある今回の映画を観てください。この次にはまったく異なる作品も控えているので、各々公開されれば女優としての比較材料が生まれるので自分でも楽しみにしています。