―「映画 きかんしゃトーマス Go!Go!地球まるごとアドベンチャー」(4月5日公開)の公開アフレコでも、司会の方に「完璧です」と言われていましたね。エースの声のトーンなどはすぐに決まったんですか。
最初、予告篇用に一言だけ、「俺の名はエース。自由気ままさ!」というフレーズを撮ったんです。エースの役柄に自分と似ている、ちょっと生意気なところを投影してみようと、現場で実際にやってみたらマッチして、すぐにOKをいただいたので、「なるほど。こういう感じのトーンでいいんだ」と、そこでつかめました。
―劇場用アニメは初出演だそうですね。
これまでにミュージカル等でやらせていただいたキャラクターは結構、変わっている役が多くて、キャラとしてしゃべったり歌ったりすることはある程度、経験は積んでいます。今回は歌もあるので、ミュージカルに近い要素を感じながらやらせていただきました。自分と遠い役の方がやりやすかったりすることもあります。振り切ってできるから、違う自分になれる。日常ではなかなか経験できないことなので、ありがたいと思います。
―「きかんしゃトーマス」は原作誕生から74年目を迎えたそうですが、それを聞いてどう思いましたか。
あまり考えちゃうと、申し訳ないし、恐れ多いという気持ちが芽生えて気持ちが追いつかなくなるので…、エースとして自分がどれくらい貢献できるだろうということを考えました。もちろん、歴史ある作品だということもわかっていますし、世界中のみんなに愛されている作品だということも知っています。でも、そこは自由気ままなエースとしてあえて楽しもうと考えて、やらせていただきました。
―セリフも多いですし、難しいフレーズもさらっとこなしていましたが、自主練などはされたのですか。
そこまではやってないですね。トーマスとエースは初めて出会うので、フレッシュ感が必要だと思ったんです。練習こそしませんでしたが、映像を何度か見てイメージを膨らませ、ストーリーを把握してから、アフレコに臨ませていただきました。