ゼロから劇場をつくり上げる
一大プロジェクトに挑む
劇場支配人
好きな映画:星の王子 ニューヨークへ行く、天空の城ラピュタ
初めてのことの連続だった
新劇場のオープン
名古屋や北海道をはじめとする各地の映画館で働いた後、2021年にオープンした劇場の初代支配人に就任しました。開業前からさまざまな準備を重ねていましたが、時期的にちょうどコロナ禍に直面。グランドオープンの日程がなかなか決定しないといった多くの苦労があったものの、結果的にお客さまと時代のニーズをいち早く形にした劇場となりました。県内初の試みとして全座席間にパーテーションを設置しているほか、QRコードによる入場を導入するなど、非接触によってお客さまと従業員の双方に安心な環境が整っていることが特徴です。新しい映画館をゼロからつくり上げるのは、毎日が初めてのことの連続。既存の劇場ではそこにあるのが当たり前だったものを一つずつ整えて完成させるのは、エネルギーが求められる一大プロジェクトでした。そのぶんやりがいも大きく、オープン前日に灯が消えた売り場を見て「いよいよだ」と思ったときの気持ちはいまでも忘れられません。
周りにいる人こそ
最大の財産
働くなかでやりがいを感じる瞬間の一つは、お客さまの笑顔を目にしたとき。そしてもう一つが、部下やスタッフの成長を実感したときです。私が心がけていることをひとことで表現するなら人“財”育成です。どんなに映画館やモノが揃っていたとしても、人が動かなければ実現できないことは山ほどあります。特に劇場はチームで動くことが多いからこそ、人は「財産」であると感じています。年齢を重ねて、世代が離れたスタッフも増えてきたことで、コミュニケーションにはいっそう気を配るようになりました。大切にしているのは、緊張と緩和。ときには厳しくときには笑いをまじえて、モチベーションを落とすことのないように、その人の特性や状況にあわせて伝えることをだいじにしています。振り返ってみると、いつも周りの優秀な人に支えられてきたと感じますね。
「ありがとう」と言われて
嫌な人はいない
イオンエンターテイメントに向いている人は?と聞かれたならば、「全員」と答えます。なぜなら、「ありがとう」と言われるのが嫌な人はいないと思うからです。自分たちにとっては当たり前のことをしただけで、お客さまに感謝の言葉をいただくこともありますから。もう一つ挙げるとするならば、忙しいことと変化するのが好きな方でしょうか。特に劇場は同じことの繰り返しはなく、毎日が新たな一日ですので、変わっていくことを楽しめる方には向いていると思いますね。実際に私自身も、半年前や2ヶ月前と比べてまったく異なる状況に置かれることは多々あります。変化する環境のなかで自分が思い描いたことを形にできるのは、もちろん責任も伴いますが、とても自由で魅力的な仕事だと日々感じています。劇場の立ち上げも、できればもう一度挑戦してみたいですね。
1日のスケジュール
■早番勤務時の一例
- 9:00
- 出社/メール確認/オープン準備
- 11:00
- 劇場運営に関する資料チェック
- 12:00
- 現場ヘルプ
- 13:00
- ランチ
- 14:00
- 店長会議
- 17:00
- マネージャーとミーティング
- 18:00
- 退社
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