■誰にも心に刻まれた、『思い出の映画』があります。
記憶の中のワンシーンを思い起こす時、私たちの脳裏には懐かしいあの日の空気感や匂いといった当時の情景、誰とどこの映画館で観たかまでもが鮮明に甦ります。『思い出の映画』は私たちの心を、そして人生を豊かに彩ってくれました。
『映画館』は作品と共に、思い出作りの演出装置の一端を担い、そこがSNSやテレビ等、他の映像媒体との決定的な違いと言えます。もしも映画館への関心が薄れ、人々の足が遠のけば、映画文化の衰退は一気に加速することでしょう。残念ながら、コロナ以降、高齢ファン等の映画館離れが進み、ミニシアターや洋画の不振で、心配は現実の問題となってきました。
■映画館を巡り、『映画館のある風景』を再発見しませんか?
少子高齢化と過疎が進行する北海道では、かつての日常であった『映画館のある風景』が失われつつあります。国土の5分の1を占める、広大な北海道に映画館はすでに21館しかありません。当企画は道内の映画館を回遊して、スタンプやオリジナルポストカードを集め、映画館をより知って頂く、きっかけを作る試みです。昨今の『聖地巡礼ツアー』や『御朱印帳ブーム』『道の駅スタンプラリー』と同様、”思い出作り“のコンテンツとして、地域の映画館にスポットが当たり、映画館の魅力再発見の一助になれば幸いです。
―たくさんの道内映画ファンのご参加をお待ちしております。
詳しい応募方法は
館内の応募リーフ(スタンプ台紙)や応募専用Webサイトをご覧ください。