THE VOICE|special interview:「映画にかける思い」映画業界に関わる著名人の方々に、さまざまな角度やテーマで映画にまつわるお話をしていただきます。/VOICE91 女優 モデル 武田玲奈

「完成した作品は、怖くて直視できませんでした」

真・鮫島事件

―『真・鮫島事件』は、街の人々もみなマスクをしている、完全に“コロナ以後の世界”が舞台になっています。企画の持ち上がった時期、撮影はいつ頃されたのですか?

「企画自体、コロナが起きてから持ち上がったそうで、撮影は9月に行われたばかりなんです。短期間で撮影し、仕上げられた映画なので、本当に編集は大変だったと思います」

真・鮫島事件

―本作は、2ちゃんねる発の都市伝説“鮫島事件”を原案に、リモートを介して呪いが拡散するパニックホラーです。脚本を読んだ時、撮影中、そして完成作を観た際に感じた恐怖を教えてください。

「『私が演じた菜奈がずっと追いつめられている』という心境を頭で描きながら脚本を読みました。このシーンがどう怖くなるのかな、きっと怖くなるんだろうな、などと考えていた感じです。リモート飲み会の最中に起こる出来事を描いているので、一人のシーンが多くて、より想像力を働かせて演じていました。そして完成した作品は、展開がわかっているとはいえ、怖くて直視できませんでした。効果音が加わったり編集されたりもありますが、ここまで怖くなるのか!と驚きましたね。特にお兄ちゃん役の佐野岳さんが終盤で、ある襖を開けるシーンは…1度目は驚いて顔を伏せ、2度目に観た時は最初から完全に目を覆っていました(笑)」

真・鮫島事件

―“想像力を駆使して怖がる演技”をされたとのことですが、目の大きな武田さんと、ホラーとの相性の良さを感じました。

「ホラーは基本的に苦手なんですけど…ありがとうございます(笑)。何しろほとんどの場面が、リモート画面を覗いているので、画面に向かってお芝居をしている感じでしたが、どうにか出し切らなければ、という気持ちで表情にも全力を尽くしました。ほぼ順撮りで進めていただいたので、終盤に向けて気持ちは作りやすかったです。また監督から、洗面の鏡の扉をバンと音を立てて勢いよく閉めると、閉めた鏡に何かが映るかもしれないと怖く感じるなど、“ホラーあるある”のテクニックを教えていただきました」

「異世界に行きたい願望があるんです」

真・鮫島事件

―ホラー系の作品は、撮影前にお祓いをするとよく聞きますが…?

「はい、本作もちゃんとお祓いをして、お守りをいただきました。そのお守りを、撮影中はずっと持ち歩いていました。でも現場や監督によっては、作品に本物(の霊)が映って欲しいからと、あえてお祓いをしないこともあるらしいです。それをお聞きして、スゴイなぁ、と思いました。私は絶対にお祓いをして欲しいです(笑)」

真・鮫島事件

―本作はネット上では有名な都市伝説を原案にしていますが、武田さんご自身が信じていた、あるいは信じている都市伝説は何かありますか。

「電車に乗っていたら、いつの間にか“きさらぎ駅”に着いてしまう、という都市伝説があるのですが、一時期ずっとそれについて調べていました。普段から異世界に行きたい願望があったので、ちょっとワクワクしてしまって(笑)。電車には結構、乗る機会も多いので、“この電車がきさらぎ駅に行かないかなぁ”なんて考えながら乗っています」

Profile

武田玲奈 女優 モデル 1997年生まれ、福島県出身。15年に『映画 暗殺教室』で映画デビュー。これまでのおもな出演作に『ポエトリーエンジェル』(17)、『少女ピカレスク』(18)、『人狼ゲーム インフェルノ』(18)、『踊ってミタ』(20)、『劇場版 おいしい給食 Final Battle』(20)など。16年からは雑誌「non-no」の専属モデルを務めている。

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